1952年4月28日、NHKは番組終了後の「君が代」連日放送を開始しました。
冷戦下、米国の天皇・政府を通しての「間接統治」下のできごとです。
対米従属を決定づけた「旧安保条約」のもとで、NHKの「君が代」連日放送、警察予備隊の保安隊化、保安隊の自衛隊化により、憲法無視の体制の完成が進みました。
この体制は、2010年の現在も自衛隊の海外派兵、解釈・明文改憲の試み、密約付き日米安保・在日米軍・核の「抑止力論」と形を変えながら続いています。
「君が代」の連日放送は、思想・良心の否定であると同時に、対米従属・憲法無視の日米支配層の支配体制の基礎の一つでした。
この体制は、永久に続けられるものではありません。
放送法の目的は民主主義であり、民主主義が徹底し、放送法が守られれば改善される性質のものだからです。