Asahi.com が、伝えています。(2010年5月10日)
今年、韓国併合100年になるのを機に日本や韓国、在日コリアンの歴史学者、ジャーナリスト、小説家ら200人余りが署名した日韓知識人共同声明が10日、東京とソウルで発表された。
「両国政府と国民が共同の歴史認識を確認することが重要」として和田春樹・東大名誉教授や荒井信一・茨城大名誉教授らが発起人となり、作家の大江健三郎氏らが署名した。 韓国併合(1910年)について声明は「日本が韓国皇帝から民衆までの激しい抗議を軍隊の力で押しつぶして、実現した」とする。
日本政府は65年の日韓国交正常化に際して「併合条約は対等の立場で、自由意思で結ばれた」という解釈をとったが、声明は「併合に至る過程が不義不当であり、同様に併合条約も不義不当であり、当初から無効だった」としている。
1952年の日米安保条約も、「当初から無効」ではないか?
以下の問題があります。
「条約」は、吉田茂が米国軍事基地内(サンフランシスコ第6軍司令部)に呼び出されて署名するまで、国民のだれ一人、条約のはっきりした条文を知らされていなかった(注)密約的な経緯をもつものであり、条文以外の密約の存在も否定されていない。 これは、憲法の国民主権を否定するもので、無効である。
(注)朝日新聞社刊「日米安保条約の焦点」1967年
この「日米安保条約」の「発効」の日に、NHKでは番組終了時での「君が代」の連日の演奏が開始されたのです。
「条約」には、明文上の「米軍基地の無期限の許容」のほかに、警察予備隊の自衛隊化、「君が代」のNHKでの演奏を含む米国および日本政府・与党中心、対立する論点の排除に関する仕組みが与えられたのではないか?
状況証拠はそれを証明しているし、そのような事実がなかった証明はまだおこなわれていません。
1952年の日米安保条約の無効が宣言されるのは、いつになることでしょうか?