放送法違反相当部分のNHK受信料についての有志者の支払い保留も含め、NHK・民放・スポンサーなどに改善要望を!
なぜ、九条や憲法の軽視・無視が?

◇多数党中心の選挙制度
◇多数党中心のNHKなど大手メディア

改善要望活動で、メディアと政治の民主化を!
 
放送法違反改善の要望
NHK、民放、スポンサー、BPOなどに

多数党中心、対立する論点・特定政党排除の改善を!
議席数に関係させた重点の置き方は放送法違反!
各個別番組・テーマごとに「政治的公平・論点の多角的明確化(放送法)」を!
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憲法の軽視・無視は、どこから来るのか?
FAXで要望を! 放送倫理・番組向上機構(BPO)御中

2010年5月25日火曜日

なぜ、NHKや大手メディアは追求できないのか?


週刊ポスト5/28号「野中広務氏が暴露した官房機密費」 継続的に大手メディア関係者にも

「(NHKを含む)大手メディアの本社社屋は、国有地の払い下げを受けている。 ここに権力との癒着と妥協のもとがある」との指摘があります。

このほかに、内閣官房機密費が大手メディアの現場の人間や評論家に継続的に使われていたという証言もあります。 

NHKを含む大手メディアの報道の仕方、与党・多数党に偏り、米国の論点に偏っている現状からは、十分理解できます。

また、その否定を証明することは、おそらく困難なことでしょう。

国民の側からの十分自覚した監視と批判が必要です。
 
他サイト ⇒ http://platon.blogzine.jp/blog/cat7333196/index.html

内閣官房機密費/野中広務元官房長官はすべてをしゃべるべきである。

中日新聞(5月18日付「特報」欄)は、「野中元官房長官の“暴露”波紋」と題する特別報道を掲載された。その記事を「勝手流」でまとめてみた。

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(リード文)

 評論家に盆暮れには500万円ずつ届けた-。小渕内閣で官房長官を務めた野中広務氏が先月、官房機密費の使途で、暴露発言をした。折しも一連の検察報道などで「メディア不信」が漂う中、発言は波紋を広げた。受け取った人物の具体名については、明かされずじまい。ただ、河村建夫前官房長官の使途疑惑、政権交代後も透明化が進まないなど、官房機密費の「闇」はいまだ深い。(加藤裕治、秦淳哉)

野中氏は先月19日の民放TV番組、23日に那覇市の講演で機密費問題に触れた。

彼が官房長官を務めたのは1998年7月から翌年10月まで。当時、首相や自民党衆院国対委員長、参院幹事長に機密費から月々一定額を届けた。「言論活動で立派な評論をしている人たちのところに、盆暮れに500万円ずつ届けるむなしさ」などとも発言した。

機密費の使途については、これまでも「FOCUS」(現在廃刊)が2000年、複数の評論家の名と金額とみられる数字が並んだ「極秘メモ」を報道。01年の外務省職員による外交機密費横領事件の際も、共産党が1990年代初頭の官房機密費の内部資料を入手し、国会で取り上げた。

本紙の取材申し込みに野中氏側は「この件では現在、取材を受けない」。そこで、失礼を承知で“有識者”に直接聞いて回った。

三宅久之氏(政治評論家)。「野中さんから官房機密費をもらったことは一切ない。彼が思わせぶりなことを言うから、大変迷惑している」。三宅氏は中曽根内閣当時、故藤波孝生官房長官の講演の代理を引き受けて(2回)、100万円の提供を受けた。「お金の出どころが官房機密費かどうかは考えたこともない」。「提供を断わればいい」と言うのは簡単だが、相手との関係が悪化する、と三宅氏。

浜田幸一氏(元自民党衆院議員)。「議員だったときは配る役をしたし、自分ももらった。引退してからはない」。機密費の使途は法案を通すための野党対策と、自民党議員の選挙資金。野党議員への受け渡し方法は「料亭で封筒に入れた現金を座布団の下に仕込む。野党議員は座る前に座布団の下を探る。幹事長の所へ直接、受け取りに来た野党トップもいた」。学は「封筒の中は100万円や50万円。幹事長から直接の時は5000万円だった」。選挙資金については「派閥の親分から。自分は手を出して催促するほう。額は2000万円や3000万円だ」。

田原総一朗氏(ジャーナリスト)。「野中さんの事務所から『いいお茶が採れたから渡したい』と連絡があり、全日空ホテル(当時、東京)で女性から受け取った。帰ってから見ると、茶と一緒に封筒入りの現金があった。丁寧な手紙を添え、返しにいった」。「僕の経験からすれば(評論家らへの)金銭の提供はなくはない。最初に提供を受けたのは田中角栄さんから。僕は返したが、これを機に田中さんの秘書の故早坂茂三さんは僕を信用してくれたと思っている」。田原氏は「政界周辺では現金を受け取らないほうが非常識となっている」とも指摘した。

俵孝太郎氏(政治評論家)。「野中さんから金銭を受け取ったことはない。だが政府や関係機関から原稿料や講演料などの謝礼はもらったことはある。私のようなフリーにはコメントや原稿書きは仕事だ」。「昔は一定水準以上の記者が退職したら、その後に金銭提供される例はあった。いまは問題視されているが、当時はそれが常識だった。(機密費の使途の一つの)情報収集の経費に領収書はとれない。労働組合や新聞社も同じことで、そうした金がなければ、世の中が成り立たなくなる」。メディアと政治権力の金銭関係について「例えば閣僚の外遊。一般には新聞社が同行記者の分担金を払う。だが、それでまかなえるとは限らない。文化担当が取材相手から本やチケットの提供を受けて批評を書くのと構図は同じで、機密費だけを批判するのはおかしい」。

森本敏氏(拓大教授)。「そのような金は受け取ったことはない」(事務所回答)。

古館伊知郎氏(ニュースキャスター)。「野中氏とは接点が一切ない。機密費を受け取ったことも一回もない」(事務所回答)。

東京新聞・河津市三編集局長は「取材相手と深い関係を築くことは必要。だからと言って、取材相手から記者が金銭を受け取っていいことにはならない。仮に提供があっても断わるのが当然だ。私自身は取材の過程で、金銭の提供を受けたことはない」と話した。

麻生内閣当時の河村建夫官房長官が昨夏の衆院選2日後に機密費2億5000万円を引き出していたことで、大阪市の市民団体が河村氏を詐欺・背任容疑で東京地検特捜部に刑事告発した。

河村氏は「使い切った」。

辻公雄弁護士(市民団体代理人)は「政権交代まで間がない時期に多額の機密費が必要なはずはなく、着服した可能性がある。野中発言も一部だけで、使途のすべてを言ったとは思えない」。

今回の“野中発言”は世論誘導に機密費が使われた疑惑が焦点である。

フリ-・ジャーナリストの斎藤貴男氏はいう。「実際には講演量や原稿料名目で持ち掛けられた場合、もらってよいか否かの線引きは難しい」、「小泉政権以降、ジャーナリズムは権力の宣伝機関になった。強いものに付いた方が都合良いからで、野中発言も仲間内でカネを山分けした印象だ。でも、生活が苦しくなっても、あくまで権力を批判するのが私たちの仕事だ」。

…(以上が「中日新聞」(特報)の内容です。サブタイトルは「機密費で世論誘導?」、「不透明な使途今も」です…

野中氏はすべてをしゃべる義務がある。三宅久之氏などは、あなたの発言で迷惑していると言うのだから、すべて話すべきだ。三宅氏に渡してないと言うことは、三宅氏は「言論活動で立派な評論」をしていないということになる。俵氏や森本氏なども同様だね。

血税を使って「世論誘導」、これはたまらん!

まず、すべてを明かすべきである。

この日本に真っ当な政治をこれからつくっていくために!である。

ジャーナリズムが“汚れたカネ”、“腐ったカネ”を権力から受け取っていたら、日本の国はいつまでたってもダメです。お先真っ暗だ。

☟【上杉隆】大手メディアが報じない官房機密費(YOU TUBE)



2010年5月 9日 (日曜日)
内閣官房機密費について。

宇野宗佑内閣(89年6月―89年9月)の内閣官房長官であった塩川正十郎氏が言ったこと…「野党対策につかっていることは事実です。現ナマでやるのと、それから、まあ、要するに一席設けて、一席の代をこちらが負担するとか」、「私が官房長官のときは、4,5千万円ですかね。1週間にいっぺんぐらい、あるかどうか、会計課長がのぞきにきて、それで足らなかったら、ちょっと増やして入れていってくれるという状態ですね。だいたい100万円単位で袋に入れてあります」…01年1月28日放映「サンデープロジェクト」(テレ朝系)。/「…総理大臣が自由裁量でですね。まあ、国会対策だとか、あるいはですね、勉強会の対策費用でつかうのは、3割ぐらいじゃなかったかな」…01年1月29日放映「ザ・ワイド」(TBS系)。

のちに塩川氏は、小泉純一郎ポチ内閣の財務相になり、この機密費のことを国会で追及される。「(テレビでの)発言は事実か?」。こたえて塩川氏「(発言したことを)忘れてしまいました」。(記憶力が非常に劣っている方が大臣をやっていたということだ)

加藤紘一氏は、総理・総裁をめざして一直線であった。

そこで、官房長官当時(1991年11月5日―1992年12月12日)、内閣官房機密費を使って「加藤政権づくり」のための政治資金をばら撒いた。

永田町に「加藤マネー」と呼ばれる政治資金が流れはじめた。加藤氏が宮沢内閣の官房長官に就任した後である。「内閣官房長官 加藤紘一」の名で、日本共産党を除く各党国会議員、高級官僚にパーティー券、国会対策費、餞別などの名目でおカネがばら撒かれた。

その後自民党は、93年の総選挙で野党の転落、しかし9ヵ月後94年7月には自社さ連合で政権に復帰し、加藤氏は自民党政調会長として初の三役入り。95年には党幹事長に就任し、さあ本格的に「総理・総裁」をと動き出したのだ。

しかし、である。

官房長官時代に政治資金を流用したので、加藤氏自身の政治資金は大きく膨張していた。

しかし、である。加藤氏は閣外にいる。流用する政治資金はない。自前で資金を調達しなければならぬ。

93年後半から「金庫番」として加藤事務所に入った佐藤三郎秘書(当時)は、公共企業の口利きを通じて政治資金を巻き上げ、後援会誌を創刊し、広告料の名目で献金を集めるなど「奮闘」した。辣腕を振るったのである。以前より多くのカネ集めの必要に迫られたのである。

しかし、佐藤「金庫番」秘書が脱税容疑で逮捕された加藤氏の、「総理・総裁」の夢は露と消えたのである。

「官房機密費」というおいしく甘い「饅頭」を食べ過ぎて、欲を出したばかりに、「内閣総理大臣」の夢が破れたのだ。

衆議院内閣委員会(3月10日)で、小泉純一郎政権当時の内閣官房長官・安倍晋三氏が、在任中11ヶ月間(2005年11月―06年9月)に、「会合」の目的で504回も官房機密費を支出したことを、共産党の塩川鉄也議員が明らかにした。

民主党・鳩山政権発足(09年9月)から今年2月末までに、総額3億6000万円もの官房機密費を支出したことを、平野博文・官房長官は衆院内閣委員会(3/10)で認めた。毎月6000万円である。

〈政党助成金〉をブッタクリしたうえに、さらに役得だとばかりに、いただき勘兵衛〈官房機密費〉とは、あきれたものだ。

野中広務元幹事長が、内閣官房機密費の事実を暴露した。野中氏は、渡した者の氏名をすべて明らかにするべきである。もらった議員、評論家、ジャーナリスト、芸能人は、身の潔白を証明せよ。

官房機密費は廃止しなければならない!(http://platon.blogzine.jp/blog/cat7333196/index.html)