1946年10月29日、「修正帝国憲法改正案」を全会一致で可決した枢密院本会議の模様 (wikipedia から 現憲法は、1946年11月3日に公布され、1947年5月3日に施行されました)
憲法前文は、こう結んでいます。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
「この崇高な理想と目的」は、前文の中に書かれています。
その中には、「恒久の平和」も含まれます。
この「理想と目的」を達成する前に憲法を改正することは、憲法上の国民としての誓いです。 国連加盟の前提は憲法ですから、この「誓い」は日本国民の国際社会に対する「誓い」でもあります。
2010年の現時点で憲法の改正の主張は、「国民としての国際社会に対する誓い」に反します。(鳩山首相も、自分で改憲論者といっているそうですから、やはり「誓いを破る」人間なのでしょう)
憲法の軽視・無視と、NHKなどの放送法の軽視・無視とは平行した経緯をとっています。
憲法には第69条に改憲規定があります。
これは、「改憲規定」であり、前文の「この理想と目的」を達成した後に、この規定を使うことには何の矛盾もありません。