多数党に有利な「選挙制度・大手メディアの報道」が、世論・選挙・政治をゆがめている!
NHK受信料はその「ゆがみ」に貢献している! (最高裁は、それを否定していない)
政治の民主化を!
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2010年5月13日木曜日
NHKと放送法(5) ─ 「君が代」連日放送の背景
昭和天皇は、ポツダム宣言を受託し、1945年8月15日、終戦のラジオ放送の中で「ここに国体を護持し得て」といって、「天皇制維持の希望」を表明していました。
一方、日本を占領した連合国の主要国アメリカは、戦後の日本統治の政策上、日本政府に命令を与える間接統治の方式をとり、そのために天皇制利用の方針をとりました。
結果として、昭和天皇は戦争責任を追及されず、憲法には「天皇は世襲」が第1章に書き込まれました。
憲法起草の前に天皇は、GHQに総司令官マッカーサーを訪れています。 このときに、天皇制の維持と戦争と戦力の放棄などについてどう話されたか、詳細はわかっていません。
いずれにしても、新憲法は国民が受け入れ、日本国憲法となりました。
その後、冷戦激化の中、米国は形の上で日本に独立を与え、日本での米軍基地の自由使用を認めさせました。 サンフランシスコ条約と旧安保条約です。 両条約は、1952年4月28日に発効しました。
NHKの「君が代」連日放送の開始は、この日の番組終了後でした。 その背景には、憲法以上に強い米国の意思が関係していましたが、NHKの説明にはそれが触れられていません。