放送法違反相当部分のNHK受信料についての有志者の支払い保留も含め、NHK・民放・スポンサーなどに改善要望を!
なぜ、九条や憲法の軽視・無視が?

◇多数党中心の選挙制度
◇多数党中心のNHKなど大手メディア

改善要望活動で、メディアと政治の民主化を!
 
放送法違反改善の要望
NHK、民放、スポンサー、BPOなどに

多数党中心、対立する論点・特定政党排除の改善を!
議席数に関係させた重点の置き方は放送法違反!
各個別番組・テーマごとに「政治的公平・論点の多角的明確化(放送法)」を!
(クリック)
憲法の軽視・無視は、どこから来るのか?
FAXで要望を! 放送倫理・番組向上機構(BPO)御中

2010年5月17日月曜日

NHK と放送法(26)  ─ NHKの歴史を貫く一本の糸(4)

 
1930年(昭和5年)ごろの真空管ラジオ
(http://www.k2.dion.ne.jp/~jm7ock/TRADIO_12.HTM#ELMから)

NHKの放送の歴史で、戦前については検証がやや困難ではあるが、治安維持法下で治安維持法の否定的放送は困難であり、肯定的放送がおこなわれたことは断定してもほぼ誤りではないと考えられる。(放送博物館のニュース台本の資料が閲覧できれば、具体的な検証をおこなうことができるが、この件については別途検討することとする)

戦後のNHKの放送の歴史では、以下の3点から戦前と同じ一本の糸が貫かれていることがわかる。
  1. 米国軍事基地の国内無期限使用を認めた旧日米安保条約発効の日、1952年4月28日に「君が代」の番組終了後連続放送が開始された。 米国の皇室利用による日本の間接支配の政策を反映した結果となっている。
  2. 現行安保条約の密約付き改定交渉の時期に「NHK国内番組基準」が制定された(1959年5月)。 第2章第5項「報道番組」の基準からは、放送法の「政治的公平」「論点の多角的明確化k」が除外されている。これにより、与党・多数党偏重、対立する論点の軽視・無視・敵視が正当化される基礎が文書化された。 この基準は、2010年現在も有効である。
  3. NHK国際番組基準は、2008年03月25日改定され、「国際連合憲章の精神を尊重」の基準から「国際連合憲章の精神」が削除された。
これらは、いずれも政府・与党の政策を反映したものである。 以上により、戦後の歴史においても、NHKの放送には民主主義を否定する一本の見えない糸が貫かれていると、客観的に判断できる。