放送法違反相当部分のNHK受信料についての有志者の支払い保留も含め、NHK・民放・スポンサーなどに改善要望を!
なぜ、九条や憲法の軽視・無視が?

◇多数党中心の選挙制度
◇多数党中心のNHKなど大手メディア

改善要望活動で、メディアと政治の民主化を!
 
放送法違反改善の要望
NHK、民放、スポンサー、BPOなどに

多数党中心、対立する論点・特定政党排除の改善を!
議席数に関係させた重点の置き方は放送法違反!
各個別番組・テーマごとに「政治的公平・論点の多角的明確化(放送法)」を!
(クリック)
憲法の軽視・無視は、どこから来るのか?
FAXで要望を! 放送倫理・番組向上機構(BPO)御中

2010年5月15日土曜日

NHKと放送法(20)  ─ 治安維持法下で生まれたNHKのDNA

 

山本宣治とその家族(1920年ごろ 山本宣治 から)

旧治安維持法は、1925年に公布されました。

第1条の条文は、以下のとおりです。
第1条
① 国体ヲ変革シ又ハ私有財産制度ヲ否認スルコトヲ目的トシテ結社ヲ組織シ又ハ情ヲ知リテ之ニ加入シタル者ハ10年以下ノ懲役又ハ禁錮ニ処ス 
② 前項ノ未遂罪ハ之ヲ罰ス
治安維持法から)


「民主主義、主権在民がいい」と日記に書けば、この条文では有罪です。
① 民主主義は天皇主権の否定であり、「国体の変革」にあたる
② 日記に書いたことは、「結社の組織」の未遂にあたる

1928年、最高刑が死刑に改正されました。

旧労農党代議士・山本宣治は改正後、改正に反対したことで、右翼に短刀で刺殺されました。(1929年3月5日)

一方、日本放送協会の前進・東京放送局は、1925年愛宕山より中波の本放送を開始、1926年に日本放送協会がそれを引き継ぎました。

まさに、NHKは治安維持法の中で生まれ育ったことになります。 このことは、NHKの中には天皇中心の政治と日本共産党を敵視するDNAがあることが、その後の経緯からもわかります。 

そのDNAを「目下の協力者」としての日本の間接統治のために、米国がうまく利用し、複数のルートを通じて、現在も利用しているといえます。

◆レッドパージを経て、1952年、旧密約的安保条約発効の日に「君が代」の連続放送を開始した
◆与党・多数党に対立する論点を持つ、少数党である日本共産党排除の放送がつづいていて、2010年の現在でもその傾向がある