中央・地方選管御中
放送の「政治的公平」に関する申し入れ
NHKの報道番組などについては、以下の問題があります。
1.「政治的に公平」ではなく、世論・選挙をゆがめている放送がある。
2.例: 2009年5月31日・2010年5月2日「日曜討論」、2010年2月12日・自衛隊の海外派遣関連のニュ-ス番組(与党・多数党などの論点に偏り、対立する論点の軽視・無視が見られる)
3.これは、放送法・公職選挙法の目的に反する。
4.NHKの放送は、放送の目的に合致した放送も、上記のようにそれに反する放送もある。
「放送法・公職選挙法などの目的に合致したNHKの放送部分については、受信料の支払いを積極的におこなうべきであるが、合致しない部分相当の受信料支払いは、民法533条・双務契約における同時履行の抗弁権による『支払いを拒む権利』を利用して、放送の改善を求める立場」も成立する。
5.NHKには一部に「受信契約は、片務契約であり、双務契約ではない」と説明している部分もある。しかし、「放送・送信」が前提で「受信契約」があるのであり、NHKの「放送法にもとづいた番組の放送・送信」はNHKの義務で、受信契約の前提である。「受信契約は、片務契約」との説明は、放送法に明文規定はなく、成立しない。
いずれにしても、放送の「政治的公平」は放送法・公職選挙法の目的と一体であり、世論・選挙をゆがめる放送は許されません。
中央・地方選管は、放送の「政治的公平」にも一定の責任があることを申し入れます。
2010年5月7日
九条の会「公平な放送を!」http://koheina-hoso.blogspot.com サイト管理人
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