東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、原発の運転停止を求める全国弁護団が初めて結成され、ことし秋にも全国各地で一斉に裁判を起こす準備を進めることになりました。
この放送は、日米財界・与党・多数党の「原発安全・推進」に対立する論点の放送です。
NHKがそれを正しく放送することは当然です。
しかし、この放送が朝5時の視聴率の低い時間帯であることを見ると、「対立する論点を公平に放送した」とはいえないのではないかと考えます。
「政治的に公平」の条件は、特定の重要な問題ごとに放送回数・時間・視聴率を考え、全体として放送法を守る結果となることです。
最高裁の「受信料を支払え」という判断は、NHKが放送法にもとづいた放送をおこなうことが前提です。
いっそうの改善を求めます。