放送法違反相当部分のNHK受信料についての有志者の支払い保留も含め、NHK・民放・スポンサーなどに改善要望を!
なぜ、九条や憲法の軽視・無視が?

◇多数党中心の選挙制度
◇多数党中心のNHKなど大手メディア

改善要望活動で、メディアと政治の民主化を!
 
放送法違反改善の要望
NHK、民放、スポンサー、BPOなどに

多数党中心、対立する論点・特定政党排除の改善を!
議席数に関係させた重点の置き方は放送法違反!
各個別番組・テーマごとに「政治的公平・論点の多角的明確化(放送法)」を!
(クリック)
憲法の軽視・無視は、どこから来るのか?
FAXで要望を! 放送倫理・番組向上機構(BPO)御中

2011年6月13日月曜日

古事記「偽書説」について  1

岩波文庫「古事記」(倉野憲司校注 1962)の巻末「解説」に以下の記述がある。

古事記(序文、または序文も本文も)の和銅成立に疑いを抱き、これを後の偽作であるとする説をなすものがある。 それを列挙すると次の通りである。

   賀茂真淵(宣長宛書簡)
   沼田順義(「級長戸風」の端書)
   中沢見明(「古事記論」)
   筏勲(「上代日本文学論集」、「国語と国文学」第三十九巻第六・七号)
   松本雅明(「史学雑誌」第六十四編第八・九号)

 これらの説は、、その論旨や論拠は必ずしも一様ではないが、一応もっともな疑問と思われる点を含んでいる反面、明らかに誤りと認められる点や論拠の薄弱な点も多く、今日これらの儀諸説を是認する人はほとんどないと言ってよい。

 特に上代特殊仮名遣からすれば、古事記がなら時代の初期に成立したことは疑い無いとこれである。

 ただし、偽書説が提示した正当と思われる疑義については、これを十分に取り上げて解明する努力が必要であろう。