「経済格差による社会不満」 ─ ペルーの新大統領ウマラ氏勝利の主因
ペルー・カトリック大教授の分析です(毎日jp【リマ國枝すみれ】)。
ウマラ氏の当選の言葉「もっと公平で不平等の少ない、みんなのためのペルーを建設するため、身をささげたい」「我々は変革を長い間待っていた。本当に貧しい人や道で働く子供を心配してくれる政府を」
ペルーでは、新自由主義の段階から民主主義化が進んでいることを示しています。
僅差の当選は、中間層への「民主主義化への不安」の宣伝の浸透を意味しています。
日本での「大連立」要求の大もとは、財界(経団連会長や同友会代表幹事)。
財界の利益は「経済格差の拡大」から生まれます。
財界の代表が「経済民主主義」の勝因を求めざるを得ない ─ 多数党や、大手メディアが忠実にしたがっている! 政治と経済の行き詰まりの姿です。
その先には、政治と経済の民主化が待っています! NHKを先頭とする大手メディアの宣伝打破が必要ですが、「経済格差の拡大」がそれを達成するでしょう!