放送法違反相当部分のNHK受信料についての有志者の支払い保留も含め、NHK・民放・スポンサーなどに改善要望を!
なぜ、九条や憲法の軽視・無視が?

◇多数党中心の選挙制度
◇多数党中心のNHKなど大手メディア

改善要望活動で、メディアと政治の民主化を!
 
放送法違反改善の要望
NHK、民放、スポンサー、BPOなどに

多数党中心、対立する論点・特定政党排除の改善を!
議席数に関係させた重点の置き方は放送法違反!
各個別番組・テーマごとに「政治的公平・論点の多角的明確化(放送法)」を!
(クリック)
憲法の軽視・無視は、どこから来るのか?
FAXで要望を! 放送倫理・番組向上機構(BPO)御中

2011年6月12日日曜日

万葉集について 4

人麻呂と万葉集は、挽歌で何を傷(いた)んだのか?

巻二・挽歌(全巻の中で最初の「挽歌」の冒頭6首)で、人麻呂と万葉集は何を傷み、何を表現したのだろうか? 
  • 有馬皇子個人の死、あるいはその運命を傷んだ
  • 有馬皇子の策謀が功を奏した場合に、期待できたはずのことを傷んだ
この2つが傷みの対象だとは、なかかな理解しがたい。
  • 有馬皇子を例とする過去・現在の権力闘争全体の犠牲者一般を傷んだ
  • 繰り返される権力闘争への批判、争いと抑圧への反感、全体として平和と自由の欠如、これらを意識しないが、結果として表現した
  • 政変の度に、失われる(やまと)の精神遺産である歌や歴史などの諸文献を傷んだ
万葉集では、「挽歌」の意味が積極的により広く解釈されていることから、人麻呂と万葉集が傷み、表現しようとしたのは、少なくともこのようなこと全体ではないかと理解したい。

第146歌(柿本人麻呂歌集中の歌)
  • 後将見跡  君之結有         磐代乃      子松之宇礼乎  又将見香聞(新日本古典体系)
  • のちみむと きみがむすべる いはしろの こまつがうれを またもみむかも (万葉集釈注)
  • 後に見ようと思って皇子が結んでおいた岩代の小松の梢を皇子はまた見たであろうか (新日本古典体系)