1.2010年2月28日のNHK「日曜討論」、テレビ朝日「サンデープロジェクト」では、小数会派の出席も得て、放送がおこなわれました。 その点では、「政治的公平・論点の多角的明確化(放送法)」は、守られているといえます。 しかし、以下の問題があります。
2.両局のニュースなどの日常放送では、与党・多数党会派に偏ることが多く、小数会派の軽視・無視が多い(放送法第3条違反)。
例:
NHK「日曜討論」(2009年5月31日): 外交・安全問題で与党の論点中心(日米安保・抑止の肯定・容認論)中心・小数会派(安保・抑止の否定・害悪論)排除の放送(司会・島田敏男)
NHKニュース ハイチ自衛隊PKO派遣関連の報道(自衛隊の海外派兵の憲法上問題の論点排除)
サンデープロジェクト: 与党・多数党のみの論点放送(多数の例)
3.上記1は、日常の放送法違反を帳消しにはできず、放送は改善されるべきです。
4.違反放送は、世論・選挙・民主主義をゆがめます(放送法・公職選挙法各第1条違反)。
・NHKでは、違反部分相当の受信料支払いを拒む権利(民法533条)が発生します。
・民放テレビでは、スポンサー不買の権利が生じます。
・苦情処理も適切ではなく、消費者基本法による苦情処理を求めることも必要となります。