日本では、「自由と民主主義の価値観の共有」という一部の論点があります。「日米安保条約を外交のかなめ」とし、それでメシを食べてきたひとたちです。
その結果は何か? 日本に残る米軍基地、古くなった新自由主義、派遣切りや年金・財政の危機化、消費税の増税などです。
その一方で、大企業には国民の所得が減った分に見合う内部留保が残されることになってしまったのです。
資本主義は、先住民から銃で土地を奪い、奴隷貿易によりアフリカから黒人を輸入して綿や砂糖の生産にあたらせ、現在の経済的地位を作りました。
それが一部の論点による「自由と民主主義」「価値観の共有」の実態です。
「米国がいるところには、民主主義はない」 ラテン・アメリカに米国抜きの新機構! しんぶん赤旗(2月25日)特派員のメキシコからの報道です。
15世紀以降、スペイン・ポルトガルの中南米の武力征服・米国の暴力干渉に対するさまざまな抵抗・独立運動がつづいてきましたが、その流れが、21世紀になって先進的な流れとなって世界史に記録されつつあります。
日本には、まだ米軍基地が残り、「自由と民主主義の価値観の共有」が残り、その容認・支持論がNHKを含む報道機関に残っていますが、やはり東アジアの東の果ての小さな国には情報と自由の流れは遅れてとどくということでしょうか?