多数党に有利な「選挙制度・大手メディアの報道」が、世論・選挙・政治をゆがめている!
NHK受信料はその「ゆがみ」に貢献している! (最高裁は、それを否定していない)
政治の民主化を!
|
  |
|
2010年2月25日木曜日
東アジアの東の果ての小さな国には、情報と自由は遅れてとどく
フランスで絶対王政が倒されたのは、1789年に始まるフランスの市民革命でした。 日本で幕府・明治憲法の絶対権力構造がなくなったのは、その一世紀半の後1945年。
明治以降日清・日露の植民地獲得戦争の流れは、対中侵略15年戦争・太平洋戦争を経て、終結することとなったのです。 この間、日本はナチス・ドイツ、イタリアと三国同盟を結び、第2次世界大戦の主役の一人となりました。
ヒトラーは自殺し、ムッソリーニは処刑されましたが、昭和天皇は「ここに国体を護持し得て(注)」残されました。 米国の対日占領政策の一つで、21世紀までつづく対日支配・対米従属の始まりでした。
(注)1945年「ポツダム宣言受託」にともなう天皇の終戦のラジオ放送(終戦の詔勅)
ドイツでは、ナチスの宣伝は犯罪とされ、個人への補償を含め被害を与えた諸国民との和解を達成しました。 日本では、まだ先の戦争の正当化論・美化論が残っています。
ラテン・アメリカでは、16世紀以降のスペイン・ポルトガル・米国などの暴力による植民地支配の体制に対する抵抗と独立の動きが、2010年にかけて大きく結実し、世界史を動かす流れのひとつとなりつつあります。
東アジアの東の果ての小さな国には、情報と歴史の流れは遅れてとどく傾向があり、この流れも日本にとどくのに、どれぐらいの時間がかかるでしょうか?
世界史の流れをはっきり見ながら、日本の方向も注視しましょう。