放送法違反相当部分のNHK受信料についての有志者の支払い保留も含め、NHK・民放・スポンサーなどに改善要望を!
なぜ、九条や憲法の軽視・無視が?

◇多数党中心の選挙制度
◇多数党中心のNHKなど大手メディア

改善要望活動で、メディアと政治の民主化を!
 
放送法違反改善の要望
NHK、民放、スポンサー、BPOなどに

多数党中心、対立する論点・特定政党排除の改善を!
議席数に関係させた重点の置き方は放送法違反!
各個別番組・テーマごとに「政治的公平・論点の多角的明確化(放送法)」を!
(クリック)
憲法の軽視・無視は、どこから来るのか?
FAXで要望を! 放送倫理・番組向上機構(BPO)御中

2010年3月5日金曜日

「NHK番組基準」では「政治的公平・論点の多角的明確化(放送法)」が見えにくく改変されている!

放送法と「NHK番組基準」を比較してみましょう。

構 成
 放送の原則  番組編集の基準 
放送法第1条第3条の二
 NHK番組基準 前文第1章

放送の原則
 
  放送法    NHK  
公共の福祉への適合oo
放送の普及o×
普遍不党の保障oo
真実の保障o×
自立の保障oo
表現の自由確保oo
  健全な民主主義の発達へ資すること  o×
(注1)
(注1)「民主主義精神の徹底を図る」と①「健全な民主主義」が排除され「民主主義精神」と意味がぼやかされ、②「資すること」が「徹底を図る」と国民・民主主義・放送との関係でNHKの位置が最上位に置かれた

番組編集の基準 
 放送法   NHK  
番組編集の基準oo
政治的に公平o×
(注2)
報道は事実をまげないo×
(注3)
意見が対立している問題については、できるだけ
多くの角度から論点を明らかにすること
o×
(注4)
(注2)「政治的に公平であること」を排除したことにより、与党・多数党偏重、少数等軽視・無視の根拠を与えた
(注3)「真実を報道する」としたが、「事実を曲げない」を省いたのであいまい性が残った。
(注4)放送法の「論点の多角的明確化」を①「公共の問題については」と意味をあいまいにして、②さらに適用範囲を「論争・裁判」に限定した(第1章第5項「論争・裁判」)。 これによって、「論争の多角的明確化」を番組編集の一般基準から、「論争・裁判」に限定し、かつ扱う問題を「公共の」とあいまい化した。 これによって、政府・与党、米国など権力側に都合のよくない論点を放送しない根拠を結果的にあたえた。


以上のように、「NHK番組基準」は「放送法」を見えにくく、大きく改変した結果となっています。

下位法例と上位法令の矛盾に相当し、下位法例にあたる「NHK番組基準」は法理論上無効であり、与党・多数党偏重、少数等軽視・無視は放送法の違反であるといえます。