NHKの「核密約」をめぐる放送について、検討しました。(1のつづき)
1.2010年3月30日、NHKはニュース・ウォッチ9で中曽根元首相の「密約必要論」を放送しました。 「核密約廃棄論」については、その存在をも無視し、政治的不公平が指摘されています。
2.2010年3月31日、NHKは、早朝4時50分「日本共産党の不破前議長は30日、国会内で記者会見し、『事前協議』の米側文書を明らかにして見解を発表」したニュースを放送しました。
この放送自体は、政府論点に対立する論点として当然ですが、放送方法として以下の問題があります。
- 時間が早朝の視聴率が低い時間であった
- 上記の「核密約必要論」と同時に放送されるべき性格であったが、その扱いを避けた
- 時間的には、同日19:53に報道した報道機関もあり、十分間に合う条件はあった
その補償は、おこなわれていません。 放送法に反し、問題といえます。
改善を求めます。 (3につづく)
サイト「公平な放送を!」管理人