NHK国内番組基準・NHK国際番組基準は、放送法の下位法令の関係ですが、番組基準には放送法遵守規定はなく、放送法が改変された結果となっています。放送法第3条の政治的公平・論点の多角的明確化は、報道番組の基準からは除外されていて問題です。
NHK番組基準は1959年に制定されましたが、それは丁度「日米安保」「核密約」準備中の時期でした。
NHKの報道番組(ニュースなど)の与党・多数党偏重、少数党軽視・無視の放送は、このNHK番組基準に従えば「問題ない」ことになり、その結果は「日米安保」の立場からは「問題ない」ものです。
しかし 2010年代になり、その結果が年金・財政の危機化となり、大きな問題となっています。
さらに、この基準が結果として「解釈改憲」の深化のもとともなっています。
視聴者・国民は、NHK番組基準の上位法令である「放送法」にもとづいて放送の改善を求めることが必要です。(放送法改正の動きには、注視が必要です)