「核密約」問題は、国民主権を無視して、その意思に反する行為を政府の一部がひそかにおこない、数十年それを隠していたという憲法無視の問題です。
与党・民主党がその経緯を一定程度明らかにしていることは、必要なことですが、岡田外相も鳩山首相も、密約を廃棄はしないで、そのまま残す結果となる方針をとっています。
これに対して、廃棄を国際的に確認するべきだとの論点もあります。
3月14日のニュースでは、以下の放送がおこなわれました。
- 4時39分(NHKオンライン)のニュースで、日本共産党の「核搭載能力のある可能性がある艦船が現在も日本に寄港している」との指摘と、政府の見解をただす質問主意書を提出についての放送
- 正午のニュースで、衆議院外務委員会で日米の密約に関する参考人質疑を放送
国政の重要な問題で、このような放送がおこなわれては、「放送が健全な民主主義の発達に資すること」にはなりません。
改善を求めます。
サイト「公平な放送を!」管理人
同文: BPO
NHK受付番号:[600473]