日本国憲法 | 1947/5/3 | 思想・良心の自由(20・21・23条) 戦争の放棄(9条) |
放 送 法 | 1950/5/2 | 政治的公平・ 論点の多角的明確化(3条) |
警察予備隊 | 1950/8/10 ポツダム政令で設置 後に保安隊から 陸上自衛隊 | 憲法の軽視・無視・解釈改憲・ 明文改憲の主張がはじめられた | 平和条約・ 旧安保条約 発効日 | 1952/4/28 | 占領終了の例外をつくり、米軍の半占領・日本の対米従属を現在まで残す条件が確保された |
NHK ラジオ放送 (第1、第2) 「君が代」の連日演奏開始 (放送終了時) | 1952/4/28 | ◆憲法の思想・良心の自由に違反 ◆放送法の政治的公平に違反 ◆国旗・国歌法(1999)を準備 (47年間不偏不党を破りつづけ、58年間思想・良心の自由をおかしつづけてきた[注1]) |
NHK 番組基準 | 1959/7/21 | ◆前文から「健全な民主主義の発達に資するようにすること」を排除 ◆「政治・経済」について「政治的公平」をあいまい化・論点の多角的明確化を排除 ◆論点の多角的明確化を「論争・裁判」に限定 ◆報道番組から「政治的公平・論点の多角的明確化」を排除 ◆全体として「放送法の原則・基準の遵守義務」を欠如させ、「NHK番組基準」を放送法の上位・NHKの憲法とした[注2] |
核 密 約 現行安保条約 | 1959/6月 1960/1/19 | 平和・安全名目での対米従属・侵略戦争への加担、米国の武力干渉・核先制主義協力の柱となる |
以上の経緯から以下が明らかである。
◆平和条約締結以降、対米従属のもと憲法の軽視・無視が継続・強化されている。
◆「NHK番組基準」は、現行安保条約・核密約準備の形でつくられた。 2010年の現在まで対米従属体制を補完し、放送法をゆがめ、世論・選挙をゆがめている。
◆NHKには放送法にしたがったすぐれた放送も数多くある。 報道番組に多い放送法違反を根拠に、民法上「受信料支払いを拒む権利」が放送全体について100%発生しているという論点は成立しない。
[NHK受付番号 596918]