放送法違反相当部分のNHK受信料についての有志者の支払い保留も含め、NHK・民放・スポンサーなどに改善要望を!
なぜ、九条や憲法の軽視・無視が?

◇多数党中心の選挙制度
◇多数党中心のNHKなど大手メディア

改善要望活動で、メディアと政治の民主化を!
 
放送法違反改善の要望
NHK、民放、スポンサー、BPOなどに

多数党中心、対立する論点・特定政党排除の改善を!
議席数に関係させた重点の置き方は放送法違反!
各個別番組・テーマごとに「政治的公平・論点の多角的明確化(放送法)」を!
(クリック)
憲法の軽視・無視は、どこから来るのか?
FAXで要望を! 放送倫理・番組向上機構(BPO)御中

2010年12月2日木曜日

池上さん解説でよくわかるか?

12月1日の「池上彰 そうだったのか 学べるニュース」(テレビ朝日)での放送です。 ニューヨーク国連本部からの放送でした。

池上彰「(国連に)一番カネを出しているのはどこか?」
出演者(劇団ひとり)「日本」
池上彰「違うんです。アメリカです」


この説明は、正確でしょうか? 違います。
分担金の額は、アメリカが1位ですが、アメリカは政策的にその大部分を滞納しています。

池上氏が、それを知った上で事実に反する放送をしたことは、池上氏の基本的な立場(日本政府・多数党・対米従属・米国美化)の具体例として記録にとどめておくことが必要です。

この日、もうひとつの例がありました。
北朝鮮による韓国砲撃事件で、「北朝鮮が、突然韓国を攻撃した」

この説明は、正確でしょうか? 違います。
北の砲撃に理や義がないことは明らかですが、それをもって事実をゆがめることは許されません。

事実は、米国・韓国が国境付近で軍事練習を始めたことが最初でした。 北は、それを口実に砲撃をおこなったのです。 ここには、「戦力には戦力」の日本国憲法・国連憲章の精神に反する双方の立場がありました。

池上氏が、「雇われジャーナリスト」ではなく、真のジャーナリストであれば、双方の立場が誤っていたことを指摘するべきで、北だけを一方的に国際ルールに反したとする放送はおこなうべきではありません。

氏が実際にそれでメシを食べている以上、「ジャーナリストの立場に立ってほしい」と望むのは無理だとは思いますが、視聴者としては放送法の「真実・政治的公平」の観点から批判の目を持つべきです。

(同文: 番組、BPO)