テレビ朝日 報道ステーションに、NHK退職の小説家・手嶋龍一氏が登場して、「新」提案をおこないました。(12月20日)
沖縄普天間基地の県内新増設ができない状況での解決策、それは「県外でも県内でもない、動的・海上浮遊基地」だそうです。
これは、「ムダな大型公共事業」の行き着く先であり、密約付き日米安保の行き着く先でもあります。
「この案であれば可能、そのための増税であれば私もガマンできる」
この小説家は、防衛大綱の「動的防衛力」の背後には、この「動的海上浮遊基地構想」があることをNHKとのつながりで「察知」しているかのようです。
しかし、防衛大綱も、小説家を利用したその宣伝工作も、財政悪化の現状では空想物語でもあり、また軍事的にもミサイル攻撃に弱い浮上基地ではどうにもならない案のようです(市街地の中の基地のほうが攻撃しにくい)。
このような案や、防衛大綱をまじめな顔で論じさせている間は、財政の危機化を止めることはできないでしょう。