東国原前知事は、「徴兵制があった方がよい」と言った、憲法の精神をまったく知らなかった人物!
この人物が、知事に当選したのは「宮崎をどげんかせんと、」という、「自民党をぶっこわす」の小泉型劇場型選挙をおこなった結果だ。
これは、テレビの効用を自己目的に利用した選挙のひとつのやり方であり、同時にテレビの報道が、視聴者の興味本位に傾き、結果として世論・選挙をゆがめる現象をよくあらわしている。
今回の宮崎県知事選挙では、「農業振興などを訴えた無所属新人は、知名度不足から苦戦。共産党新人は雇用増や医療・福祉の充実を掲げたが、支持に広がりを欠いた」(中国新聞)とのことだが、「知名度」がモノをいう選挙は、愚衆選挙であり、マスメディアは各候補・各政党の政策・基本的な立場などを客観的に、政治的公平に日常から報道するべきであり、それが本来の役割であるはず。
マスメディアが、愚衆政治をあおることが自己の利益と一致していると考えているとすれば、残念なことであり、読者・視聴者・国民がきびしく批判するべきことではないか?