「動的防衛力」の一構想に、「巨大移動・浮遊軍事施設」があるようだ。
この構想には2面がある。
◇1面は、実現目的ではなく、否定されることを目的とした(対案実現を目的とした)「巨大移動・浮遊軍事施設(戦艦ヤマト)構想」
◇他の1面は、潜水艦・航空機・海兵隊などの常時移動可能な総合戦力・「沖縄を中心として沖縄以南の南西諸島の軍港・飛行場を中心とした分散軍事基地群構想」
いずれにしても、あたらしいその建造・修理のために既設造船所のリニューアルをも含めた近代的・巨大造船所群が必要である。
この道は、失業・社会不安・インフレを背景にヒトラーがとったファシズムの道であり、財政の危機化が進行する日本にとって、旧勢力が生き延びる唯一の道であることから、可能性がゼロの道ではない。
もちろん、成功する道ではない以上、国民が許すことはないが、注意が必要である。