歴史は、じぐざぐはありますが、大きな方向にそって発展します。
古代エジプトやローマ時代の奴隷制度は、土地の所有制度・封建制に変わりました。
封建制は、商品経済の発展とともに、資本主義に変わりました。
それぞれ、人類の生産力の発展にともなう社会制度の変化です。
これまでの社会に共通するのは、「搾取」です。 権力と戦力を持つ少数がもたない多数からその生産物の大部分を「自由・権利」と称して所有するやり方です。
このやり方は、永遠にはつづきません。 多数の搾取される側が、搾取制度の改革を求めるからです。 リクツもそうですし、現実の歴史もそうです。
資本主義では、商品の交換手段である通貨が電子化されて、1通貨単位が一瞬のうちに何百倍もの単位で世界を駆け巡る、カジノ資本主義になっています。
日本では、その中で、強者のおこぼれで食べる諸政党やその派生政党が全体で多数党となり、この制度と自己の立場の維持をはかっています。
しかし、その彼らが「自由と民主主義」と呼ぶ2大経済大国、米国と日本は、はっきりと没落の方向に向かい始めました。
両国民は、没落まで待つのではなく、その経済と政治の仕組みを変えて、国民が生活できる仕組みをつくるべきですし、その動きも始まっています。