放送法違反相当部分のNHK受信料についての有志者の支払い保留も含め、NHK・民放・スポンサーなどに改善要望を!
なぜ、九条や憲法の軽視・無視が?

◇多数党中心の選挙制度
◇多数党中心のNHKなど大手メディア

改善要望活動で、メディアと政治の民主化を!
 
放送法違反改善の要望
NHK、民放、スポンサー、BPOなどに

多数党中心、対立する論点・特定政党排除の改善を!
議席数に関係させた重点の置き方は放送法違反!
各個別番組・テーマごとに「政治的公平・論点の多角的明確化(放送法)」を!
(クリック)
憲法の軽視・無視は、どこから来るのか?
FAXで要望を! 放送倫理・番組向上機構(BPO)御中

2011年1月14日金曜日

閉塞感の打破、日本の将来のために (6)

米国・財界第一、福祉切り下げ・消費税増税・法人税減税、TPO加盟、見通しのない将来、違憲判決を徹底できない最高裁、裏金・証拠ねつぞうの警察・検察、自公が否定され、民主が崩壊中 ・・・ 

これが閉塞感の根源! 過去・現在・将来と日本と世界を見つめた論点が必要だか、NHKなどマスメディアは「多数党中心」で「政治的公平・論点の多角的明確化」を拒否 ・・・ これが現状!

このサイトは、この現状を打破することが、私たちの生活と将来のために必要と考え、正しいと考える論点を連載で紹介しています。

日本共産党・志位委員長のインタビュー「激動の世界、日本外交の転換を  アメリカとアジア ─ 二つの国際会議に参加して」から(一部の要約。「しんぶん赤旗」 2011年1月1日) (6)

外交的・平和的解決というのは理想論ではない
ASEANが世界平和の一大源泉となっている


平和の流れという点では、東南アジア諸国連合(ASEAN)が大きな役割を果たしている

志位:
ICAPPに参加し、カンボジアの政権党とも会談し、ASEAN諸国の諸党とも一連の懇談をおこない、ASEANが世界平和の一大源泉になっているということを強く感じた。

いまASEANが、平和と安全保障の枠組みとして強調しているものが四つある。

  1. TAC(東南アジア友好協力条約)
    紛争の平和的解決をすすめる条約だが、54カ国・地域に広がり、世界人口の7割が参加する巨大な潮流になっている。
    その中心がASEAN。

  2. 東南アジア非核地帯条約
    「核兵器のない世界」をつくるうえで東南アジアが先駆的役割を果たそうというもの

  3. ARF(ASEAN地域フォーラム)
    27カ国が参加する機構になっているのですが、「対話と信頼醸成」のための機構と位置づけられ、「予防外交」、「紛争の平和的解決」の機構に発展させる展望を持っている。

    注目すべきは、27カ国のなかに韓国と北朝鮮も入っている。
    7月のハノイでのARF閣僚会議では、韓国の哨戒艇沈没事件が問題になりましたが、平和的解決を打ち出した。

  4. 南シナ海行動宣言
    ASEANと中国が結んでいるもの。 下記が盛り込まれている。
    • 南沙諸島、西沙諸島の領有をめぐり、ASEANと中国との間に紛争問題がある。
    • これを平和的方法で解決する
    • 武力による威嚇や武力行使に訴えない
    • 無人の島嶼(とうしょ)には人員を新たに常駐させない
    • 自発的に軍事演習を通告する
    • 航行の自由を保障するなど

    複雑な領土問題で、紛争をエスカレートさせないための行動宣言。
この四つをASEANは、平和と安全保障の仕組みと位置づけ、重視している。

一言でいえば、紛争が起こっても戦争にしない。
平和的な話し合いで解決する。
そういう仕組みを重層的につくりあげていく。
そのなかに「核兵器のない世界」という問題もきちんと位置づけられている。

こうしてASEANはいま、世界平和の一大源泉となっている。
そしてASEANから平和の流れが世界中に広がっている。

たとえばTAC加入国による東アジアサミットがとりくまれている。
EUとの関係はASEM(アジア欧州会議)という対話と信頼醸成の機構がつくられている。

ラテンアメリカとの関係でもFEALAC(東アジア・ラテンアメリカ協力フォーラム)がつくられている。
「中南米カリブ海でつくられる平和共同体」につづく)