(国内放送の放送番組の編集等)放送事業者の国内放送の放送番組の編集:1.公安及び善良な風俗を害しないこと。2.政治的に公平であること。3.報道は事実をまげないですること。4.意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
NHKニュース(23日19時)では、通常国会の開幕を迎えて、民主・自民両党の論点を放送しました。民主は与党、自民は野党第1党、ともに多数党ですが、ともに消費税増税派です。
両党は、他の問題「密約付き日米安保」「対米従属」「TPO加盟」「社会福祉切り下げ」「大企業の法人税切り下げ」などの基本問題では同じ容認の立場です。
したがって、両者の間では政策論争は成立しません。 論争をすれば、自分を責める自己矛盾となるからです。
しかし、両者とも権力と利権を求めているので、権力争いは存在します。 その結果、国会は政策を離れた攻撃の応酬や連合の探りあいとなります。
NHKは、その多数党の2党の論点を放送し、それに対立する論点を排除しています。
多数党2党が、政策抜きの権力争い、NHKが2党に対立する論点を排除する、これが「行き詰まり」のもう一つのあらわれです。
(原則:放送を公共の福祉に適合するように規律し、その健全な発達を図ること 放送が国民に最大限に普及されて、その効用をもたらすことを保障すること 放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによつて、放送による表現の自由を確保すること 放送に携わる者の職責を明らかにすることによつて、放送が健全な民主主義の発達に資するようにすること