放送法違反相当部分のNHK受信料についての有志者の支払い保留も含め、NHK・民放・スポンサーなどに改善要望を!
なぜ、九条や憲法の軽視・無視が?

◇多数党中心の選挙制度
◇多数党中心のNHKなど大手メディア

改善要望活動で、メディアと政治の民主化を!
 
放送法違反改善の要望
NHK、民放、スポンサー、BPOなどに

多数党中心、対立する論点・特定政党排除の改善を!
議席数に関係させた重点の置き方は放送法違反!
各個別番組・テーマごとに「政治的公平・論点の多角的明確化(放送法)」を!
(クリック)
憲法の軽視・無視は、どこから来るのか?
FAXで要望を! 放送倫理・番組向上機構(BPO)御中

2011年1月14日金曜日

閉塞感の打破、日本の将来のために (7)

日本共産党・志位委員長のインタビュー「激動の世界、日本外交の転換を  アメリカとアジア ─ 二つの国際会議に参加して」から(一部の要約。「しんぶん赤旗」 2011年1月1日) (7)

中南米カリブ海でつくられる平和共同体

志位:

昨年2月、メキシコで中南米カリブ海諸国統一首脳会議が開かれ、この地域の平和の共同体の設立が宣言された。

ここには、中南米・カリブ海の33のすべての国が参加している。
すべてが参加しているというところがすごい。

そのなかには一般に「親米」とされる国もあれば、「反米」とされる国もある。 そういう区分自体がもはや適切ではない。

アメリカとの関係で自主独立の立場をとり、国連憲章を守り、紛争の平和解決をめざす、そういう立場ではどの国も同じ流れにある。

すごい流れがラテンアメリカでもいよいよ始まったなと思っていた。
3月に、中南米カリブ海諸国の駐日大使グループの朝食会に招待され、日本共産党の外交活動や日本の情勢、国際活動の焦点について講演する機会があった。

ここにもラテンアメリカの平和の地域共同の息吹が反映していた。

大使グループの会長をつとめているのは、コロンビアの大使。
コロンビアといえば一般には「親米」と区分されている。
「反米」と区分されている他の大使のみなさんともとても親しい様子。

わが党を「世界で最も強力な共産党の一つ」と紹介してくれ、私の講演となった。

ある大使は、私の講演を聞いて、「日本共産党は正直さという軸をもっています。平和、核軍縮、環境保全というわが国の姿勢は、日本の他の政党とよりも共産党と多くの共通点があります。自主独立という立場に共鳴しています」と、みんなの前で演説をする。

ある大使は、「コンパニェーロ(同志)のことを日本語で何というのですか」と質問し、「同志」というと説明すると、「同志志位」と語りかけてくる。

こういう調子で、「反米」も「親米」もなく、ラテンアメリカは一つという親愛で包まれているという印象を強く持った。