放送法違反相当部分のNHK受信料についての有志者の支払い保留も含め、NHK・民放・スポンサーなどに改善要望を!
なぜ、九条や憲法の軽視・無視が?

◇多数党中心の選挙制度
◇多数党中心のNHKなど大手メディア

改善要望活動で、メディアと政治の民主化を!
 
放送法違反改善の要望
NHK、民放、スポンサー、BPOなどに

多数党中心、対立する論点・特定政党排除の改善を!
議席数に関係させた重点の置き方は放送法違反!
各個別番組・テーマごとに「政治的公平・論点の多角的明確化(放送法)」を!
(クリック)
憲法の軽視・無視は、どこから来るのか?
FAXで要望を! 放送倫理・番組向上機構(BPO)御中

2011年1月14日金曜日

閉塞感の打破、日本の将来のために(5)

日本共産党・志位委員長のインタビュー「激動の世界、日本外交の転換を  アメリカとアジア ─ 二つの国際会議に参加して」から(一部の要約。「しんぶん赤旗」 2011年1月1日)(5)

平和の流れを、北東アジアに広げよう

志位 

北東アジアでどうやって平和的環境をつくるか:

(1)「軍事には軍事」という軍事的緊張の悪循環を厳しく退ける
(2)対話と信頼醸成、紛争の平和的解決の枠組みを発展させる
(3)日中が「戦略的互恵関係」、米中が「戦略的パートナーシップ」を確立するもとで、軍事力で対抗する思考からの脱却をはかる

日本政府は、いまこそ「抑止力」という呪縛から抜け出して、北東アジアに平和的環境をつくる外交戦略をもつ

そのための平和外交の努力こそはらうべき
東南アジアでの巨大な平和の流れを、ぜひ北東アジアに広げたい。

ASEANやラテンアメリカと対比してみると、日本の動きはおかしい。
なにか事あれば軍事で対応するという発想
「新防衛大綱」は、まさにその典型といえる危険なもの

志位 

「新防衛大綱」は、いままでの日本の自衛隊のあり方を大きく変質させる危険な内容。

「専守防衛」という建前を「動的防衛力」なるものに変えて、外に攻めていく自衛隊にしていこうという方向。

世界もアジアも、いかにして紛争を平和的・外交的に解決しようかと心を砕いているとき、「外交力」はまったくなしで、もっぱら軍事で対応するというのは、世界の逆流そのもの。

シンガポールの英字紙ストレーツ・タイムスは、以下のように書いている。

「新防衛大綱には中国だけでなく、地域のほかの国にとっても心配の種となる要素がある。大綱は、不測の事態によりよく対応するためとして、事実上の国軍である自衛隊をより『動的』にしていくと言っている」

東南アジアにとっても、過去の戦争のこともあって、自衛隊を「動的」にすることは、「心配の種」だという。絶対に許してはならない逆行だ。