英紙ファイナンシャル・タイムズは、「チュニジアの反乱でお終わりを告げた中東の専制君主体制」と題する記事を掲載しました。 (日本経済新聞・電子版 2011/1/18)
この記事で「ネットが変えた中東の政治情勢」のサブタイトルの中で、「社会経済的な不満がより広範な政治的要求にあっという間に転化しうる」ことを指摘しています。
これは、中東の情勢についてのコメントですが、日本についてもあてはまることです。
◇財政の危機化の中で、格差の広がりの程度には大きな差がない
◇ソーシャルメディアの普及の程度でも、日本はそんなに遅れていない
すると、「社会経済的な不満がより広範な政治的要求にあっという間に転化しうる」ことは、日本に対するコメントであっても、不思議ではありません。