米大手格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは25日、日本国債の格付けを中長期的に維持するためには、政府が債務残高を減らす努力を続けることが不可欠との認識を示した。都内で記者会見した日本国債担当アナリストのトーマス・バーン氏は、「政府が6月に策定する中期財政フレームの中身を見極めたい。財政赤字が高止まりを続ければ、格付けにとってはマイナスだ」などと指摘した。
ムーディーズは現在、日本国債(円建て)の格付けを、21段階で上から3番目の「Aa2」としている。
日本国債の格付けでは、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が先月26日、見通しを「安定的」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げている。
(2010年2月26日 読売新聞)
格付けが下がっても、日本政府はほぼ無視するでしょう。 無視しないとしても、打つ手がないから、あるいは打つべき手を打てないからです。
日本の行き詰まり、大激動の時代が始まったとは、そういう意味です。 日本が大混乱に陥れば、米国も大打撃を受けるでしょうが、打つ手はないでしょう。
国民は国際社会の協力を得つつ、事態を打開しなければなりませんが、その前に国の方向を変えることも可能なのですが ─ そうなればいいと希望しているのですが ・・・