NHKは、内部文書として「国内番組基準」を持ち、それを「番組制作の憲法」としています。
その第2章第5項には、「報道番組」の基準が5つあります。
その5つの基準には、放送法の以下の基準が抜けています。
◇「政治的に公平であること」(放送法第3条)
◇「意見の異なる問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」(同上)
この基準は、1959年に制定されました。 密約付き安保条約改定と平行した時期です(制定にあたっての米側との協議については、WikiLeaks によってもまだ明らかにされていません)。
NHKの「与党・多数党中心、対立する世論・特定政党の軽視・無視・(1960年前後の敵視)・排除」の根源は、ここにも現れています。
同時に、それは対米従属、「自衛隊・米軍、『密約付き日米安保』『核抑止力』『近隣諸国民蔑視・脅威論』容認」の世論づくりにも役立っています。
NHKの放送は、民放の手本ともされていますから、その否定的影響は重大で、放送法にそって改善されなければなりません。 (つづく)
⇒ 日本放送協会番組基準
⇒ 日本放送協会(NHK)番組基準 ─ 放送法がゆがめられている!