個人金融資産の内訳を見てみます。 (FX業者さんがまとめたデータです)
(転載開始)
家計の金融資産残高統計(日銀の資金循環統計2009年末時点)に基づき、独自に内訳を示す円グラフを作成しました(2010年03月24日)
個人金融資産総額 : 1456兆3740億円
現金・流動性預金 : 約23% (約339兆円)
定期性預金 : 約32% (約465兆円)
株式(含む出資金) : 約7% (約97兆円)
投資信託 : 約4% (約56兆円)
債券 : 約3% (約40兆円)
保険 : 約15% (約216兆円)
年金 : 約12% (約181兆円)
その他 : 約4% (約62兆円)
(日本の家計金融資産の要点)
・ 2009年3月末時点は金融危機により、1410兆円まで落ち込んでいたため、回復していることは嬉しいニュース。資産効果の観点からも景気にプラス。
・ 安全資産重視の傾向は昔と変わらず。ちなみに、現金預金総額(現金+流動性預金+定期性預金)に占める外貨預金の割合はわずか0.66%(全体の0.36%)。
・ 日本国民は“保険好き”といわれているとおり、現預金に次いで保険の比率が15%と高水準。
・ 債券のうち大半は国債。実質的なリスク資産は株式と投資信託を合わせた1割程度。
(以上転載終わり)
上記赤字部分は、このサイトの見解とは異なります。
このサイトでは、個人の金融資産の大部分が金融機関を通じて、目に見えない形で国債・地方債・年金/保険積立金・特別会計の赤字などの国・地方の広義の借金(1000万円をはるかに超えている。国は正確な数字を隠しているラシイ)に化けているので、個人金融資産の大部分が実質的なリスク資産であると考えています。