「対米従属」とは、第2次大戦後、1952年(サンフランシスコ講和条約)以降の、日米関係下の吉田茂(前首相)から菅直人(現首相)までの日本の状態をいいます。
(以下人名は、歴代の日本国首相。敬称を略す)
2011年でも、「対米従属」のもっとも正確な定義は、「(米国に対する)目下の同盟者」です。
同様の意味で、「目下の協力者」「従属国」「米国支配」「米国優先」など、色合いは異なっても同じ意味です。
中曽根康弘の「不沈空母」(1983年)も、同様の意味ですが、これも1952年の(日本の独立と憲法を否定する旧日米安保の期限なしの米軍基地容認と日本の再軍備からなる)「極東の軍事基地」と同じです。
最近では、鳩山由紀夫の「学べば学ぶほど米海兵隊の抑止力がわかった」から、菅直人の「日米合意を履行する」まで、さらには、「抑止力」「核抑止力」なども同様の意味を持ちます。
財政危機の中、日本が所有する米国債を売ることができない(といわれている)ことも、経済的・政治的側面から同様の意味です。(つづく)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2807から