米ウォールストリート・ジャーナル紙とワシントン・ポスト紙は17日、中国・胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席の書面インタビューを掲載した。 胡主席は、ドルが支配する国際通貨体制を「過去の産物」と呼び、人民元が世界的通貨として台頭していくと主張したとのこと。 (CNN 2011.01.18 )
「現在の国際通貨体制は、過去の産物」であることは、確か。
「元が、世界的通貨として台頭していく」ことも、ある程度確かかも知れない。
しかし、ドルが元に変わっても、古い通貨体制の継続であることには変わりがないのではないか?
どんな小さな民族でも、その資源と労働の総体で安定した生活ができることを最低限度とする国際通貨体制ができてこそ、新しいといえるのではないか?
そのためには、地球資源がかたよった民族に有利な利用の調整も必要になるが、それがヒトラーや日本軍国主義あるいは米国の一国先制攻撃主義や日本の対米従属主義のようなリクツに利用されてはならない!
さらに、地球環境の保護と資源利用のより有効な国際的技術開発も必要である。 そのために努力すること、それに成功することこそ、現代に課せられた人類の使命だと思う。