米巨額詐欺、名士の損失次々に スピルバーグ監督らも被害
日経が伝えています(NIKKEI NET 20081230). 巨額詐欺は、ギャンブル化(実は詐欺化)した資本主義の頂点にある現象です.
米金融史上で最大規模の詐欺事件
しかし、もっとも単純な詐欺! 皮肉な話です.
国境を問わず、大衆・民衆からお金を巻き上げるシステム、それが資本主義であることが明らかになりました.
この経済制度はまだまだつづきます. おそらく、お金(通貨)の役割が果たせなくなるまで.(それも、そんなに遠い将来ではない)
お金は、貝からはじまったらしい ─ 買う・売る(賣る)など貝が交換を媒体した. ギリシャ・ローマでは金貨であった(「貝」が「化」けて、金貨となった)
そのお金が、紙(紙幣)になり、やがて電子になった.
電子となれば、時間・空間の別なく飛び交い、流通量が極端に大きくなる.
さらに、ギャンブル・詐欺手法の進化によって、レバレッジ(差金決済による「テコ上げ作用」)で数10倍、数100倍の取引ができるようになる.
(ここまでは、資本論には書かれなかった. 諭吉が戦後半世紀を経ても日本の最高額紙幣の肖像になることも. 占いではないから当然のことだ)
それが、おそらく最後の段階だ.
これ以上、生産物流通の媒体としては存在しえなくなるだろう.
その先は、どうなるか?
歴史のゴミ箱に入るべき人たちが、おとなしく入るべき所に入るだろう!
(2008年の年末に)