共産党の志位委員長は、仙谷官房長官に、北方領土問題について、1951年のサンフランシスコ講和条約を見直した上で、「千島列島全体が平和的に画定した正当な日本の領土だ」との立場からロシアと交渉するよう求めました。
これに対して、仙石氏は「条約の再検討は難しい」と述べたとのこと。
このサイトは、共産党の尖閣・千島に関する日本の立場の主張は、正論であると考えます。
これに対して、民主・自民などの政党は「条約の再検討は難しい」との立場・論点です。
時事がこのニュースを伝えたのは、11月9日午後1時すぎです。
これをNHKは、どう伝えたか?
同日23時40分現在、NHKオンラインで検索すると、「『千島 共産党』の検索結果 該当0件」です。
「国政の重要な問題で、NHKの与党・多数党中心、対立する世論・特定政党の論点排除」が、いかに国民の利益と民主主義に反しているか、人類の歴史を後ろ向きに引っ張っているかがわかると思います。
このサイトは、他の放送例とならんで、領土問題での特定政党排除のこの日の放送も、日本の戦後の歴史上重大な放送法違反例であると評価し、改善を求めます。
(放送法第12条にもとづく対NHK苦情・意見申し入れ番号[1016890_1016892])
(参考: jiji.com 2010/11/09-13:45)
北方領土で政府に申し入れ=共産・志位氏
共産党の志位和夫委員長は9日、仙谷由人官房長官と国会内で会い、北方領土問題について、1951年のサンフランシスコ講和条約を見直した上で、「千島列島全体が平和的に画定した正当な日本の領土だ」との立場からロシアと交渉するよう求めた。これに対し、仙谷氏は「条約の再検討は難しい」と述べた。
日本政府は同条約で千島列島の領有権を放棄したが、北方四島は千島列島に含まれないとの立場を取っている。志位氏は「北千島を最初から領土返還交渉の枠外に置いたために、残りの南千島(国後、択捉両島)も返還を要求する正当な根拠を失うことになった。歯舞、色丹は北海道の一部だ」と指摘した。