NHK ニュース 11月06日(土)午前7:00
尖閣沖 巡視船衝突ビデオ流出問題・続報として、「外交評論家 岡本行夫氏はこう見る」を放送しました。
岡本氏は、前外交官ですが、2009年5月31日・NHK放送の日曜討論に出席し、「敵基地先制攻撃容認論」にそった放送で、NHKがその論点を主張させた人物です。
この放送(島田敏男解説委員・司会)は、以下の性質をもっていました。
◇2009年5月25、26日に報道された、当時与党であった自民党の「国防政策」の提案(「敵基地攻撃能力」 の保有、宇宙の軍事利用とミサイル防衛、自衛隊の憲法上の位置づけの明確化と軍事裁判所設置などの早急の憲法改正、武器輸出三原則見直しなど)にそった編集企画であり、与党論点の宣伝番組の役割を果たした。
◇「敵基地先制攻撃容認論」にそった放送で、憲法上問題であり、同時に対立する世論・特定政党の論点を100%排除した放送法違反の放送であった。
本日の放送では、氏の対中観による論点が放送されました。
氏の論点は自由ですが、これに対立する世論・特定政党の論点は排除され、政治的に公平を欠いた氏の論点をNHKの論点とした放送となりました。
改善を求めます。