テレビ朝日「サンデー・フロントライン」の新しい試みとして、一週間の主要ニュースの選択について、「選考委員会」制度をとり、複数の人の目で重要度を決めています。
そのことにより、話題選定の客観性が強化され、官房機密費などの影響を受けた特定人物の観点が排除されうる方式は、新しいものとして評価できます。
しかし、その話題のテーマについてのコメントは、政府・多数党中心ではなく、その論点に対立する世論や特定政党の論点を排除せず、政治的公平に扱ってほしいものです。
番組の後半では、「民主党のキーマンに登場してもらう」と、「政府・多数党中心の放送」という、その古い体質を直接にあらわにしました。
あきらかに、政治的にかたより、放送法の違反です。 対立する世論・特定政党の論点をも、出席はなくても政治的に公平に放送するべきです。
スポンサーの社会的責任を問うべき番組として含めざるをえず、残念なことです。
このサイトは、放送改善のための活動を、視聴者を組織化して、長期・拡大的に行うべきだと考えています。