「しんぶん赤旗」は、11月10日付けで「NHKの番組改変事件から10年ね」(おはよう・ニュース問答)と題する記事を掲載しました。
この中で、以下の指摘があります。
◇BPOは、NHKに自主・自律を求める意見書を出した
◇それでも、NHKは「政治介入はなかった」と主張している
◇NHKには、事件を検証する番組をつくってほしい
◇NHKを国民の「知る権利」に答える公共放送にしたい
このサイトでは、さらに以下のように考えます。
◇この事件は、メディアの「表現の自由」を政府が権力でゆがめた事件であり、政府の憲法軽視・無視の実例のひとつ
◇一部の新聞(「しんぶん赤旗」など)を除き、この事件の重大さを軽視してきたことは、一般メディアの民主主義擁護についての限界を示している
◇メディアの民主化を実現させなければ、民主主義擁護・確立、政治と経済の民主化も実現できない
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福沢諭吉は、自分が社主の「時事新報」で、「政府のかげのお師匠様」として、以下を国民に「すすめ」ました。
◇「自存」のためには、アジア諸民族・諸国の侵略、領土・資源の奪取が必要
◇メディアを「正しく」利用することにより、それは可能となる
諭吉の弟子たちは、21世紀の今日まで、その「文化と伝統」を守っています。(この項は「福沢諭吉全集」による諭吉自身の主張から ⇒ 「美空ひばりと福沢諭吉」)