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明治維新の前提に、幕府の崩壊があった。 崩壊の原因のひとつに財政の破綻があった。
財政の破綻は、経済の破綻と金融制度の破綻から生じる。 金融制度の破綻は、貨幣改鋳にあらわれる。
貨幣改鋳とは、貨幣価値の下落・おカネの価値の下がることで、国債発行と同じ効果を持つ。
貨幣価値の下落と国債発行残高の増加を同じと考えれば、それは新しい時代を準備しつつあると考えることもできる。
江戸幕府・破産への道―貨幣改鋳のツケ (NHKブックス) 三上 隆三 (著) 1991年
- 内容(「BOOK」データベースより)
江戸幕府はなぜ倒壊したのか。財政破綻がその大きな要因の一つだろう。
幕府財政は年貢米徴収をその根幹としたため、飛躍的な増収を実現できず、慢性的な赤字に悩むことになる。そこで編み出した打出の小槌は、度重なる貨幣改悪による差益である。
それで何とか持ちこたえていた幕府が直面した外圧。 ペリー来航後の国際条約がもたらしたゴールド・ラッシュは、鎖国下で世界への登場を余儀なくされた日本の苦悩の姿を映し出す。 - 内容(「MARC」データベースより)
ペリーの来航後、初の日米経済摩擦で何が起ったのか。
お金に翻弄される武家社会の悲喜劇。江戸幕府がなぜ倒壊したかを、貨幣事情から探る。