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那覇地裁 強制使用認める判決
NHK ニュース 6月22日 16時43分
「普天間基地などの土地の強制使用は憲法に違反すると訴えた裁判で、那覇地方裁判所は、国の強制使用を認める判決を言い渡した」とのことです。
那覇地方裁判所・裁判長は「日米安保は高度の政治性を有しており、違憲か否かの法的判断は裁判には原則としてなじまない」としました。
政府の行為が、憲法に違反するかどうかを判断するのが裁判所です。現在の司法は、憲法になじんでいないことがふたたび示されました。
憲法の軽視・無視の連続が、対米従属と財政・年金・国民生活の危機化をもたらせてきました。
それを、放送など報道が与党・多数党偏重により、容認・追認し、世論・選挙をゆがめてきました。
ゆがみを正すには、裁判をふくめ、国民の民主主義強化・確立に対するあらゆる努力が必要です。
それは、憲法が要求するところでもあります。
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この件について、同日のニュースウォッチ9では、原告(土地の強制使用をされている地主)のコメントが出され、判決に反対の論点が放送されました。
この点では、政治的に公平・論点の多角的明確化の放送法を満足していると一応考えられます。
これは、「国内番組基準」の第2章第5項の「報道番組」の基準には含まれていない「政治的公平」が、限定的に「論争・裁判」の項に「公平な扱いによる多角的論点の明確化(放送法)」を含んだ、しかも判決後に限定した形となっていることによると判断できます。
ここには、「国内番組基準」が、いかに「政治的公平・論点の多角的明確化」を避けているか、NHKの放送が、いかにそれを守っているかがしめされています。
改善が必要です。