選挙期間でなくても、政党討論については、以下の原則が守られることが、放送法の「政治的公平」の精神です。
- 発言回数、時間は各党公平に ─ 政府・与党に偏ってはならない(NHKでも守られていない)
- 国民生活に重要な問題については、各党の論点が公平に、明らかにされなければならない
- 受信者が十分、問題を理解できる放送時間の確保が必要
- 国会法では、議席数に応じた発言時間が与えられるが、放送は国会とは異なり、放送法に従う
- 与党・多数党への偏りは、NHKが手本を見せてきたことも関係している
- NHKの与党・多数党への偏りは、伝統的に意図的であり、「NHK国内番組基準」の「報道番組」の基準の5つの基準では、「政治的に公平・論点の多角的明確化」などの放送法の原則がはずされていることにも、それが現れている
- NHKは、「NHK国際番組基準」から「国際連合の精神の尊重」を削除してしまった(2006年) ─ ブッシュの一国先制攻撃主義の時代の対米従属の結果であり、対米従属の伝統はNHK解説委員に「米国とは価値観の共有があり、日米(軍事)同盟は重要」と公言することが許されている(「対立する論点の無視」が当然視されている)
- 上記例のように、NHK解説委員にも放送法を理解していない人物がいる
- この状況の解決には、受信者自身が放送法を理解しなければならない