見逃された方のために、NHKホームページから再録させていただきます.
3月2日 14時23分 イタリア・ルネサンスの巨匠、レオナルド・ダビンチの研究ノートに書かれた文字の下から、ダビンチの若き日の自画像とみられる絵が見つかり、貴重な発見として注目を集めています。 自画像は、レオナルド・ダビンチが鳥の飛行についての研究を記したノートから見つかりました。ノート一面に書かれた文字の下に、赤いチョークのようなもので描かれています。イタリアの科学ジャーナリスト、ピエロ・アンジェラ氏が、文字の間に鼻のように見える絵を発見し、グラフィックデザイナーなどの協力を得て文字を取り除く作業を進めた結果、顔の全体像が浮かび上がりました。そして、現存するダビンチの60歳ころの自画像と比較したところ、顔の特徴が一致したということです。ノートが1480年代に書かれたものであることから、絵はダビンチが30歳代の自画像とみられます。今回の発見についてアンジェラ氏は「大きな発見だ。ダビンチは、わたしたちが知るひげをたくわえた年老いた男ではなく、映画スターのようにハンサムな男だったのだ」と喜びを語っています。ダビンチ研究の第一人者も「ダビンチの研究を進めるうえで重要だ」と話しており、絵は貴重な発見として注目されています。 |