テレビ朝日「朝まで生テレビ」 政治的公平を保つために

テレビ朝日「朝まで生テレビ」2月27日　「どうする医療崩壊」
政府与党からは1名、野党から日本共産党から1名が出席しました．

この放送の内容と形式はどうか？

1. 政府与党と野党の対立する論点は、わかった
2. 過去の他野党の論点と行動は、わからなかった

野党の一致した抵抗があれば、現在の「崩壊」は、これほどひどくはなかったかもしれない．他野党の論点・行動がどうであったかが問われる問題です．

この点で、出席者構成は、やはり「政治的公平・対立する論点の多角的明確化」の放送法の精神に違反しています．

一方、形式上の出席者構成にこだわり、各政党の代表の出席を求めるとすると、人数・時間などの点で、好ましくないこともありえます．

この問題をどうするか？
基本は、番組制作者・司会者の放送法理解と編成能力の問題です．

今回のような編成であっても、出席をしていない各野党の対立する論点をまとめて、提示する方法もとることもできるはずです．

いずれにしても、放送法を守ってこそ、形式・内容が豊かになるのではないでしょうか？

番組の向上を求めます．