横浜事件、戦争中の捏造(ねつぞう)事件です.
被害者の遺族が、国が無実を認めるように戦っています.
NHKニュース(3月30日)は、「 横浜事件再審」を伝えました.
横浜地方裁判所の判決は「治安維持法が廃止されるなどして有罪か無罪かを言い渡すことはできない」
国が、日本人に対する被害の責任を逃げ続ける.
では、どうして侵略した相手の諸被害を清算できるのか?
ドイツは、被害国・被害民族・被害個人に対して、世紀をまたいで謝罪と補償をおこない、和解を果たしています.
日本は、世紀をまたいで、国の責任を逃げ、逃げ続けています. なぜか?
それは、戦後の歴代の政府・与党が戦前の思想の一部、社会システムの一部をいまだに保持しているからです.
現職の航空幕僚長が、そんなの「関係ねー」と、憲法を否定し(2008年4月)、防衛大臣と総理大臣がそれを容認する.
おなじ航空幕僚長は、「日本は、侵略国ではない」と自衛隊内で公式に教育をおこなっていました.
「口先の謝罪で、お茶を濁す」それが、世紀をこえてつづけられています. それが、日本の文化と伝統なのでしょうか?
事件当時、NHKは事件をどう報じたのか?
NHK自身の検証が必要です.