多数党の党略による「比例定数削減」が、民意・民主主義削減との関連で問題となっています。
民主党は、「参院選挙制度改革チーム」の会合で、議員定数40削減を前提に「一票の格差」是正を目指す「私案」が出されました(9日)。
選挙制度は、国民主権・民主主義をどれだけ実現するかの重要な問題です。
報道がこの問題を軽視するとすれば、それは「憲法」を軽視することにつながります。
NHKなどの放送は、憲法を守ること・放送法の「民主主義の健全な発達に資すること」が求められていますが、編集の自由の名のもとに、憲法・放送法を軽視することは許されません。
放送が、この問題をどのように扱うかを注視します。
同時に、視聴者も民主主義に対する自覚のレベルを上げて、放送の民主化を進める組織の拡大化が必要です。