【ロンドン共同】ノルウェーの国会議員が2日、米外交公電などを公表している内部告発サイト「ウィキリークス」を今年のノーベル平和賞候補に推薦したことを明らかにした。
米政府は公電の暴露を外交の妨げになるとして強く非難しており、平和賞への推薦は物議を醸しそうだ。
ノーベル賞委員会(オスロ)は、10月に受賞者を発表する予定。委員会は50年間は候補者名を公表しないが、推薦者や候補者が自ら明らかにすることがある。
ウィキリークスを推薦したのは、ノルウェーの連立与党の一つ、左派社会党のスノーレ・バーレン議員(26)。同議員は自身のブログで「(同サイトは)汚職や戦争犯罪などを公表することで、人権や自由を求める闘いに貢献している」と推薦理由を説明した。
このサイトは、以下のように考えます。
- ネット・メディアは、チュニジア、エジプトの例のように、全体として社会の民主化に大きく貢献する
- WikiLeaks は、ネットの機能とコンテンツをうまく組み合わせた、権力の不正を許さないというコンセプトに支えられた、ネット社会の次世代のあり方である。 歴史上大きな意義があり、正当に評価されるべきである
- ノーベル平和賞は、米諜報機関や日本の米・追随者などの陰謀を受け入れて、核持込などの密約の当事者である佐藤栄作に、非核三原則への貢献などとして受賞させるなど、いい加減な部分があり、必ずしも適当ではない
- むしろ、ノーベル平和賞より権威のある「WikiLeaks 平和賞」のような新しい評価システムを作り、WikiLeaks にはその名前を賞として与えるなどの評価がふさわしいのではないか?