2010年12月17日、チュニジアの青年が自分の体に火をつけて戦いを始めた
大学を出て職のない青年だった
抗議デモがおこなわれ、12月24日には死者がでた
翌月1月4日に、青年は死亡した
11日から学生主導のデモが拡大し、2011年1月14日、同国ベンアリ大統領が退陣した
23年間続いた独裁体制は崩壊した
首都チュニス1000万人のうち、実名SNSフェイスブックの利用者が350万人、
この普及が民主化の動きを助けた ─ ジャスミン革命と呼ばれるようになった
1月25日、エジプトの首都カイロで数千人のムバラク退陣のデモが開始され、
翌日1万人となり、その翌日は5万人となった
その数は、やがて50万、100万となるだろうと考えられたが、米国務長官は「エジプト現政権は安定している」と声明を出していた(1月25日)。
2月1日、オバマ大統領は、演説で「政権の移行を今すぐ始めるべきだ」と述べた
米国が口を出す問題かということと同時に、判断がぐらついていることを示している
米国は、キューバ、ベトナム、ラテンアメリカ、アフガニスタン、イラクの失敗につづいて、エジプトでは1週間先も見通せないことが明らかになった
それに従う日本の運命は、どうなるのだろうか?