イラク、自衛隊について、これまでに放送した内容を調べてみました.
すぐれた放送: 「自衛隊がイラクに行くことについて」(2004年1月24日)
- 「自衛隊は、国を守る」としてつくられた.
それは、日本の憲法の第9条に、「陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない」「武力行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と書いてあるから. - それは、日本の憲法の第9条に、「陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない」「武力行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と書いてあるから
- でも、「自衛隊は軍隊だから憲法違反ではないか」と批判する声もあった
いたらない放送(1): 自衛隊のイラク派遣、1年延長決定(2004年12月11日)
「いたらない」というべきです.
いたらない放送(2): 航空自衛隊のイラクでの活動についての裁判所の最終判断(2008年4月17日 名古屋高等裁判所)について
- 自衛隊活動の違憲判断を放送しなかった.
これによって、全体的ににイラク派兵が合憲である放送内容となってしまった. - 航空幕僚長が、「そんな関係ねー」といって、憲法の3権分立を否定したこと(武器をもつ現場の責任者が憲法を否定したこと)を防衛大臣が容認し、総理大臣がその防衛大臣を黙認した.これを解説しなかった.
結果として、政府の憲法軽視・無視が、大きな問題ではないという印象を子供たちに与えた.
別途、「自衛隊によるインド洋沖の給油」「海賊対策のための自衛隊派遣」「消費税」などについても、同じような検証を行ってみましょう.