放送法違反相当部分のNHK受信料についての有志者の支払い保留も含め、NHK・民放・スポンサーなどに改善要望を!
なぜ、九条や憲法の軽視・無視が?

◇多数党中心の選挙制度
◇多数党中心のNHKなど大手メディア

改善要望活動で、メディアと政治の民主化を!
 
放送法違反改善の要望
NHK、民放、スポンサー、BPOなどに

多数党中心、対立する論点・特定政党排除の改善を!
議席数に関係させた重点の置き方は放送法違反!
各個別番組・テーマごとに「政治的公平・論点の多角的明確化(放送法)」を!
(クリック)
憲法の軽視・無視は、どこから来るのか?
FAXで要望を! 放送倫理・番組向上機構(BPO)御中

2009年2月21日土曜日

NHKのすぐれた放送と、いたらない放送 
(週刊こどもニュース)

週刊こどもニュースは、「大人でもなかなかわかりにいニュースを、こどもの目線で伝えるニュース情報番組」として、好評な番組です.

イラク、自衛隊について、これまでに放送した内容を調べてみました.

すぐれた放送: 「自衛隊がイラクに行くことについて」(2004年1月24日)
  • 「自衛隊は、国を守る」としてつくられた.
    それは、日本の憲法の第9条に、「陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない」「武力行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と書いてあるから.
  • それは、日本の憲法の第9条に、「陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない」「武力行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と書いてあるから
  • でも、「自衛隊は軍隊だから憲法違反ではないか」と批判する声もあった
これは、現状の解説と、それに対立する論点を伝えているので、一応すぐれた放送であるといえます.

いたらない放送(1): 自衛隊のイラク派遣、1年延長決定(2004年12月11日)
解説は、政府・与党よりであり、自衛隊および自衛隊のイラクでの活動が憲法に違反するという論点は伝えられていません.
「いたらない」というべきです.

いたらない放送(2): 航空自衛隊のイラクでの活動についての裁判所の最終判断(2008年4月17日 名古屋高等裁判所)について
  1. 自衛隊活動の違憲判断を放送しなかった.
    これによって、全体的ににイラク派兵が合憲である放送内容となってしまった.
  2. 航空幕僚長が、「そんな関係ねー」といって、憲法の3権分立を否定したこと(武器をもつ現場の責任者が憲法を否定したこと)を防衛大臣が容認し、総理大臣がその防衛大臣を黙認した.これを解説しなかった.

    結果として、政府の憲法軽視・無視が、大きな問題ではないという印象を子供たちに与えた.
この「いたらない放送」は、憲法にかかわることであり、事実さえ曲げた結果となっていることは、大きな問題です.

別途、「自衛隊によるインド洋沖の給油」「海賊対策のための自衛隊派遣」「消費税」などについても、同じような検証を行ってみましょう.